通勤時間に、ポータブルDVDを活用しての通勤快速内鑑賞を、ウインドウズタブレットで執筆を行っています。 鑑賞中の直感的な感想をツイッターで 「実況」 → 鑑賞後、作品を俯瞰して 「未完成レビュー」 → そして推敲して 「完成! レビュー」 へと3回の過程を経て完成させていく様をご覧くさい
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完成! 「009 RE : CYBORG」
2014-11-23 Sun 11:46
                  009.jpg




秀逸なアクションシーンに


         
「脳進化宗教」 のスパイスが加わったことで

                                 
ボクの期待は高まりました。


   しかし 「物語 能力不満を感じ始め、

   やがて 「物語」 そのものにも疑問を感じ、

   ついに 009資格がないむべき映画」 の烙印を押すことに...。


  ボクら


     
「第一期 009 TVアニメ世代」の モラル感

                              
を大事にしながら、


     「脳進化宗教」 の問題と今作のストーリーとの

                
「密なる連動」 を

                             
キッチリと示せれば、



 今作は、あまたあるヒーローアニメの中でも


               
稀有なる傑作

                            となるはずでした。









ボクの大好きなヒーロー 「サイボーグ
009」 が現代に蘇った!


キャラクターがだいぶ変更されて、2012年の封切り時にはその抵抗感で未鑑賞。 しかし


       
やっぱり気になっての通勤快速内鑑賞となったのです。


  
幼少の頃、再々放送(?) で憧れを持った世界をこの 「現代版 009」 はどのように変えていくのか?
  
そして、その変化をボクはどのように受け止めるのか?

                                 を見ていきたいと思ったのです。



驚くことに 009/ジョー は高校生でした。
「小生意気」 そうな高校生が登場。そいつが 009 だったのです。意外性に喜びながらも、


      
きな不安 を抱きました


爽やかで快活な 「あの 009」 が子供時代の憧れだったのに、
           
「この 009」 はスレた感じで、


  
                        全然違

                           
と感じたのです。


今作が終了する頃にはボクは 「この009」 にどんな評価を下すことになるのだろうか?

で、肝心の 003/フランソワーズ (唯一の女子) は、


       
大人の いい女」 でした。 


 
彼女に初恋を捧げた身としては、今作でのキャラクター付けが気になるところです。



どうやら 009 は、自らが 009 であるとの記憶を無くしているようで、その記憶を呼び覚ます為に 003/フランソワーズ が大活躍。


それがカッコイイ!
飛行機から身を投げ出し、高層ビル屋上にいる 009 に自分を救わさせる。
003/フランソワーズ の命に関わる危機に際して、自らの記憶を取り戻す 009。「加速装置」 を機能させて、落下していくフランソワーズを救出!


   
カッコいいな!    

   
誰がって?  

   
フランソワーズが、ですよ。


六本木の上空高くから身を投げ出す展開もですが、その滑空姿勢が凛としているのです。その行動とその態度で今作の 003/フランソワーズ のキャラクターを知ることができました。「第1次TVアニメ」 のような真面目で、出しゃばることがない性格とは違って、思い切ったことができる行動的なキャラクターのようです。しかもセクシーさを加えての登場なのでした。

あ、でも、「ダメダメ 」



      
シーンに遭遇してしまったのです。



移動飛行機の中、009 を覚醒させた 003/フランソワーズ と 005/ジェロニモ (ネイティブ・アメリカン) が座っている。



この二人の位置関係からして、


      
違和感ていたのです。



ゼロゼロナンバー・サイボーグの仲間同志のはずなのに、座っている場所が明らかに不自然な距離を置いているのです。
やがてフランソワーズが洗面室へ席を立ちます。そこには 009/ジョー がいたのですが、何と、フランソワーズが服を脱いでランジェリー姿に! 学生服を着たジョーに誘いをかけるのです!






         
驚愕しました。





子供の頃に憧れた ヒーローとヒロイン が再会した早々、コトに及ぶだなんて想像だにしていなかったので、この不意打ちに、ボクはただただ狼狽するしかなかったのです。



      
驚愕


      
狼狽



                  
その直後にやってきたのは、

      
憎悪

                
  でした。




幼少のみぎり、夏休みの午前中に再々(?)放送されていた 「サイボーグ009」 を心待ちにしていた身としては、この行為に



     
しかった

               
みにじられた心持ちになったのです。 




「献身的
なヒロイズム基調にした仲間達とのがり」 が気に入って、


        
道徳的側面はもとより

                   
人情機微に至るまで、


子供だったボクは様々なことを 「009」 から教わったと思うのです。

そんな気持ちがあるからこそ、子供のころの純真な思い出が、今作の制作者によって汚されてしまったと感じたのです。それ故、このシークエンスに遭遇した時、


      
 「驚愕」 し、「狼狽」 し、そして、

                 
制作者を 「嫌悪」 したのです。



大人の女となった 003/フランソワーズ が高校生の 009 を誘惑するこのシークエンスがそれでも、今作に必要であるのなら、それでも良いとは思います。
しかし、よりによって開始早々28分の時間帯にこんなシークエンスを当ててきた意義を、冷静になって見極めようと思うのです。


   何故なら、ボクは今作によって、もう少し

          子供時代余韻って いたかったからなのです。




物語は進み、「あの時」 とは立場が変化していることを知りました。イギリス人の 007/グレイト、そして ドイツ人の004 /アルベルト はそれぞれの国の軍事諜報機関に勤務。国家というシガラミを背負っていたのでした。

その最たる存在が 002/ジェット でした。彼はアメリカ人で、「国家安全保障局」 という機関に所属。 001/イワン (赤ちゃん) は 「それ故、彼が僕達と合流することは二度と無いと思うよ。」 と分析。

そして、001/イワン は続けて言う。「 002 がここにいないのは君 (009) との確執が原因ではないんだ」 。

なるほど、そういうドラマを今作は描いていくことになるのか。



      ゼロゼロナンバー・サイボーグ同志確執 ......。 
 



ボクはオリジナルアニメの魅力点を 「献身的なヒロイズムを基調にした仲間達との繋がり」 と表現しましたが、
 「28分の 003/フランソワーズ との関係」 と言い、今回の 「002/ジェット との確執」 と言い.......。

ことごとく小学校低学年の頃のボクの気持ちを



          
逆撫していきます。



 28分の事」 も、今回の 「確執の件」 も現状では否定をすることはありません。でも、それらの意義を見いだせなかった時は、こちらにも覚悟がありますからね。

と、この局面でボクはムキになっていたのですが、気が付くと今まで物語を全く語っておりませんでした。少々お話し致しましょう。


  「彼の声」 というものにマインドコントロールされた者達が、
  超高層ビルを自爆する事件が続発。
  これをサイボーグ達は追うことになります。
  やがて、今作は、形而上学的な事象を盛り込んでくるのです。
  007/グレイト (イギリス人)
や 008/ピュンマ (アフリカ人) が
  その不思議な体験を通して姿を消すことになります。 
  (結局、この形而上学的な事象については、
   ボクは全く理解・評価をすることができなかったので、
   言及は致しません。)

  その後、物語はアメリカの 「国家安全保障局」 に所属し、
  サイボーグ達とは一線を画している 002/ジェット
  に視点が移っていきます。
  002 はアメリカ空軍のパイロットが 「彼の声」 に
  操られている現場に急行。
  そして、領空侵犯で警戒に来たその国の戦闘機との
  バトルシーンが始まり、モヤモヤしていたボクの気分を
  スカッとしてくれたのです。


  やっぱり 「サイボーグ009」 は

           
アクションシーンがなければ始まらないや!

                                   
って大喜び。


ましてや、1968年制作のモノクロ画面と2012年の高画質カラー映像は比べようもなかったのです。
しばしの高揚感の後、しかしながら一抹の不安を感じたのです。


  
002/ジェットとバトルしたのは 

      「領空侵犯をした 002 の対応に来たその国の戦闘機」 

                                  でいいんだよね?  と。



正直に言うと最初はよくわかりませんでした。巻き戻して、やっと理解することができたのです。


       
高揚感不安


それは、今作の制作者の


      
「物語能力」

                     
だったのです。


アクションシーンは素晴らしい。しかし状況説明には不手際を感じる。これならば 「形而上学的な謎」 という要素を盛り込まずに、状況を即座に把握できるような



     
単純アクションアニメ

                     
とすればよかったのに。



と思えてしまったのです。「彼の声」 という要素をキッカケとした宗教的な側面は今後、どのような展開をみせていくのか、



      
いに不安になった瞬間

                     
だったのです。




優れたアクションアニメとして評価すべきシークエンスが続けさまにやってきました。
スピード感溢れる 002/ジェット の空中戦の直後に、2012年現在における 009 特有の映像表現を見たのです。

009の特殊能力は 「加速装置」。

体と脳がフル回転をして、世の中がスローモーションのように見える。そのスローモーションとなった世界を


    
超絶的スピード

               
彼は行動することができるのです。



009
は、「彼の声」 が支配しているアメリカ戦闘機から発射されたミサイルの上に、001/イワン (赤ちゃん) の特殊能力 「テレポーテーション」 で瞬間移動してきました。
「加速装置」 を駆使してミサイルを爆発する 009。それも飛行するミサイルとミサイルの間を飛び移りながらの破壊活動。1968年制作のモノクロアニメでは有り様もないカッコ良だったのです。
アクションシーンは素晴らしいのです。このクォリティのまま今作は推移してくれれば良かったのですが、今度は



      
「物語 能力

                      
ではなく、


もっと根源的な問題。

 


      
「物語そのもの

                    
に問題が生じていったのです。




空中戦での 009 と 002/ジェット の再会となり、そこで二人の軋轢の正体が明かされるのですが、

       
それが、
               
幼稚。


002/ジェット による 009 への 嫉妬」 だと知り、

       
そのっぺらさ

                
れてしまったのです。


そして、
次なる 「物語そのもの」 の問題点はこんな程度ではなく、


       
「サイボーグ009」の

             
存在自体らがせる重大事、

                               
に発展していくのです。



あろうことか、その戦闘機から核ミサイルが発射され、何と、ドバイの街が消滅!してしまうのです。

かつて、あまたあるヒーローアニメで、


     
このような 「核惨劇」 を阻止できず、
     
しい犠牲者を出したものがあったであろうか!



「核の惨劇」 を阻止することができずに、「夥しい死」 がもたらされるその瞬間。我らの 009 が取った行動は、核の爆風と灼熱から


     
ただ一人

            
ることだったのです!



凄まじいスピードで迫り来る核爆発から、「加速装置」 を機能させて、脳と体をフル回転。すんでのところで逃れていくのです。

こんな無様なストーリーを語るヒーローアニメが、かつてあったか?! 

嫉妬を原因とした低レベルな 002/ジェット と 009 の小競り合いの間に


    
核ミサイルの発射を許し、
    
誰も救うこともできず、
    
自分一人で逃げ出す!


「献身的なヒロイズムを基調にした仲間達との繋がり」
 が大好きで、道徳的な側面はもとより人情の機微に至るまで、幼少期だったボクは様々なことを 「009」 から教わったのですよ。

それなのに、こんな無様な物語を描くとは!



  
009 と 003/フランソワーズ の コトに及ぶ開始28分を筆頭に、
  
009 と 002/ジェット の 小競り合いの末の大量虐殺。
  
そして 「加速装置」 を 駆使しての敗走。


         
ことごとく子供時代のボクを裏切っていったのです。




この時点でボクは今作を以下のように結論づけたのです。


   
今作は 「物語を語る」 能力 が無い どころではない。
   
そもそも  009 を語る 資格 が無い 忌むべき映画なのだ、と。


もう鑑賞するのを辞めようと思いましたが、それでもそんなボクを引き留めて鑑賞を続けさせる側面があったのです。
それがアクションシーン。

1968年制作のモノクロ映像とは比べものにならない2012年制作の高画質カラー映像に、ボクは魅力を感じてしまっていたのです。

今作はモラル的には受け入れようのない物語を語りますが、「空中戦」 や「 核爆発からの逃避」 などはそのスピード表現は素晴らしく、ボク自身が超人的な能力を体得した感覚に浸ったのです。

今作が単純なアクションアニメであれば、さぞかし素晴らしい映画となったことでしょう。


     
子供時代
のボクが憧れた009の世界
                        
  をそのままに、


     
2012年の映像トレンドが融合された
                        
  アクションもの
 

             
であったらと返す返す思うのです。



しかし、今作はアクションアニメの道をどんどん逸脱し、


     
安易ディスカッションもの

                      
堕落していきます。


唐突に、9分間にわたって 「彼の声」 についての考察が堰を切ったように始まっていったのです。
先の形而上学的な経験をして姿を消していった 008/ピュンマ (アフリカ人) の研究ノートを元に、004/アルベルト (ドイツ人) が代弁していくのです。


       この態度からして無責任。

                
当事者 008/ピュンマ による説明ではないのです。


「物語を語る」段にきて 008/ビュンマ の研究ノートをもとに 「ピュンマはこのように考えていたようだ」 という伝聞レベルの、


       
責任らない会話のカタチで

                        
しく進行していくのです。


しかも、その内容をわかり易くビジュアル化することなく、会話だけが進んでしまのです。今作を推進してきた 「彼の声」 の謎解きなのに、


        
このわかりづらさ

                  
致命的でした。


きっと、巻き戻しが不可能な映画館での鑑賞だったら、ボクの理解力ではチンプンカンプンだったはずです。そして、きっと、この場面で今作からの脱落を宣言していった人が多かったことでしょう。
しかし、語っている内容は興味深いものではあったのです。

アフリカで 「天使の化石」 を発掘したピュンマの考古学チーム。この異形の化石の発掘を発端にスタッフ達に変化が発生。そこから現在の状況を推察しているのです。

"発掘スタッフは 「天使とおぼしき化石」 を見たことによって何らかの宗教体験をし、その結果、「彼の声」 を聞いたと言い始めた。”
 
 008/ピュンマ が記録している。 そして、
004/アルベルト が説明を続ける。

太古の)類人猿達は狩りによる獲物の捕食によって



       
「死」 概念る。



(類人猿達がモノリスに導かれて武器を獲得し、食物連鎖のトップに立ったくだりは
 名作 「2001年宇宙の旅」 にありました。)


捕食によってもたらされた 「死」 の概念はやがて
 

        
らの 「死」 にする恐怖

                           
となった。


逃れられない力から解放されるために、人は


       
偶然 「神」 を発明した。

                  
と続ける。


                  
趣旨は興味深い。


しかし、語り口は相変わらずイメージが膨らまない、単純な会話が続いているだけなのです。ボクは巻き戻しながらその趣旨を追うことができましたが、映画館だったらまず無理であったことでしょう。

004/アルベルト は続ける。

死の恐怖から 「神」 を作り上げていったように、「天使の化石」 を目撃した者達は心の中に 「彼の声」 なる幻想を抱いていったのではないか。と、

       ここに来て

           論旨不明瞭になってきた。


脳進化論と宗教学についての論旨が突然、「天使の化石」 と 「彼の声」 という、今作特有


       
普遍的ではない問題に

                
強引にこじつけられたことに


            
違和感を持ったのです。


そして、


    
死の恐怖 から逃れる為 → 神を作り上げた  という 図式と

    
天使の化石 を目撃 何らかの宗教体験をして → 彼の声 という幻想を抱いた

                                           
という 図式が


       
同義だとは到底えなく、その論旨に


                 
いに疑問じたのです。



でも、そんな不満を検証する余裕もなく、今作はせっかちに先を急ぎます。
整理がつかない内にディスカッションドラマは勝手に進んでしまうのです。
そして論旨は、
人類にだけ偶然備わっていて他の動物にはない



      
「思考する脳」 こそが

             
「神」 そのものではないか?



という次なる展開を迎えていたのです.....。興味深いが、分かりづらい。


   
「脳」 とは自らの存在を人間に意識させることで、
   
生存に有利な環境を作り上げることに成功した。
   
便宜上 「神」 と呼ばれる何かなのではないか。

                          
との考察に至るのです。



      
「脳進化宗教関係」 は興味を惹きます。


でも、興味を惹かれるのは飽くまでも

      
「脳進化宗教関係性」
                          
であって、


その論旨が今作の映画的キーワード


       
「天使の化石」

       
「彼の声」

       
「自爆テロ」


に果たして結びついていくのか疑問に思ったのです。

           そして、相変わらず分かりづらい。



中途ハンパな理論を拙速に注入してきた今作は、明瞭な解に至らぬまま、まるで自らが招いた論理的矛盾を誤魔化すがごとく、お得意なアクションシーンに突入していきます。
ドバイの核爆発をゼロゼロナンバー・サイボーグ達の仕業にしたいアメリカ政府の攻撃を受けるのです。
アメリカ政府の攻撃をやり過ごしたのも束の間、今度はアメリカの原子力潜水艦から 「彼の声」 に従って、「人類をやり直す 」為に核攻撃を行なうと宣言。

原潜の核攻撃阻止に向けてここで初めて 
009 達はユニフォーム」に着替えます。


     
赤ーいマーフラー、なびーかーせてー

                              
と幼少の時、

      
TVに向かって歌っていた感覚を思い出しました。


それにしても開始
1時間34分にしてやっとお馴染みのコスチュームですから、余りにも遅すぎる。
焦らすにもほどがあります。
一体全体、鑑賞者を何だと思っているのだろう?



ふと、気が付くと、今作に対するボクの気持ちを端的に表す言葉に行き着いていたのです。


       
「鑑賞者を だと思っているのか?」

                           
から派生して、

       
「鑑賞者を だと思っているのだろうか?」

                           
という今作の存在目的
                           
についての疑問でした。



       
開始28分の 003/フランソワーズ と 009 の粗相  から始まって。
       
002/ジェット と 009 との確執。
       
ドバイの核阻止失敗とその後の敗走。
       そして、今回の 1時間43分での初コスチューム姿....



        
  完全にボクは今作のマーケティング上客 ではないようです。




    
胸踊アクションシーン
 
            
「脳進化宗教」 の

                    
深遠世界観コラボ


        は



   当時
興奮

          それなりに人生経験んだ

                
ボクら 「第一期009TVアニメ世代」 




        
こそをメインターゲットとするべきなのに….




そんな恨みごとを言いつつ、ストーリーに戻ります。


  原潜からの核ミサイル攻撃に対抗するために 
00ナンバーサイボーグ達 は
  アメリカのイージス艦
核を発射した原潜とは違う船です)  を乗っ取って
  発射された核ミサイルに対する迎撃ミサイルを発射!


  面白い展開だが、やはり分かりづらい。

  1
発だけ迎撃に失敗。009 が直接破壊の為のテレポーテーションを志願。
  しかし、そこは宇宙空間。
001/イワン(赤ちゃん) のテレポーテーションも
  能力的に今回が最後とのこと。

  この状況は 
009 の 「死」 を意味していたのです。
  当然のように 009 と 003/フランソワーズ とのお別れのラブシーン
  となるのですが、


      
開始早々28分に事に及んだ 

              
反感がボクのくわだかまっていたので、

      
らにするシンパシー を感じることはできませんでした。 



              残念です。




宇宙空間で孤軍奮闘する 
009 を助けに来たのは、飛行能力を備えた 002/ジェット でした。
しかし、宇宙空間への飛行は彼の能力を超えたもので、彼も 「死」 を覚悟してやって来たのです。



     
多少、心は動きました。



しかし、冷静になって考えると、
009  002/ジェット の和解の理由も理解できないままのこの展開は、何とも唐突でご都合主義的に思えてしまったのです。
彼らの小競り合いの内にドバイが消滅し、「夥しい死」 をもたらしてしまっているわけです。この惨事の元凶である


  「002/ジェット による 009 への嫉妬」 が

         
払拭された確固たる理由 がなければ、

                     
素直感動できないのです



「自分の命を投げうって核攻撃を阻止しようとする 009 に心が動かされた」。 

というところなのでしょうが、ボクが主張したいのは、その背景に「夥しい死」があるということなのです。
この二人は、否、今作の制作者は核攻撃を許し、大量の犠牲者を出したという



        
「事重大 に

                 
いていない のです。



二人の小競り合いのせいで発生した 「事の重大さ」 を、帳消しにできるだけの理由がボクにはどうしても必要なのです。

道徳的な側面はもとより人情の機微に至るまで、幼少だったボクは様々なことを 「009」 から教わったのですよ。
それなのにヒーローアニメの道を踏み外す大罪をやらかしておきながら、オトシマエの一つもつけずにスルーしていくなんて、到底、許されるべきではないと思うのです。



     
開始28分の 003/フランソワーズ と 009 の粗相  から始まって。

     
002/ジェット と 009 との確執。

     
ドバイの核阻止失敗と夥しい死。

     
その後のブザマな敗走。



ことごとく、人の気持ちを逆なでする要素を入れ込んで、ボクのいたいけな子供時代を蹂躙していったのですから、
 


           しっかりと責任ってしい!

                                 
のです。








002/
ジェット と 009 の犠牲によって今回の 「核攻撃」 は阻止する事ができました。
この展開には思うことがありましたが、それでも映画的なカタルシス享受することはできたのです。


  
しかし、その後の


          
「夢」  なのか?! 

          
「精神世界」  なのか?!

          
「幻想」  だったのか?!



とも思える、「虚構世界」 に今作が逃避してしまったことには、抑えきれない怒りを感じたのです。
こんなエンディングになるのなら、



   
今まで仕組んで来たストーリーの意味なんて無かったんじゃないかよお!!

                    
と子供のように地団太を踏んで怒ってしまいました。



「脳進化と宗教」のくだりで 「
2001年宇宙の旅」 を思いだしましたが、
今作は垂れ流した様々な関係性の責任を取り切れず、「2001年宇宙の旅」 のような超越的な展開に逃げて行ってしまったのです。

 しかし当然ながら、「2001年宇宙の旅」 の有無も言わせない圧倒的な映像美も、論理的・哲学的コンセプトに貫かれた悠久のストーリーも提示することができるはずもなかった今作が 「2001年」 を夢みたところで、


        
幼稚な ちゃぶ台返   
                          
くらいにしかならず。


所詮、「
2001年宇宙の旅」 を引き合いに出すこと自体が身の程知らずのお笑いぐさだったのです。

今作に対して様々な愚行を根気よく諌めてきましたが、数々の思わせぶりを垂れ流した末の、



        
「夢オチ にげた今回暴挙



には、今まで誠実に鑑賞してきた者への裏切り行為として



         
我慢のならない

                       
に陥ったのです。



最後までダメダメ感に覆われてしまった今作ではありますが、
レビューの最後に、少しでも前向きな感情を持てるよう、修正点を提言して終わろうかと思います。



今作の見どころは、
2012年現在の 「映像テクノロジー」 を駆使したアクションシーン。
こんなにもカッコイイ映像を作ることができるのですから、



        
現代的スピード&スマート  009

                        
を創り上げて欲しかったのです。



そうすれば嬉しくなっちゃって、些細な不備など、どこ吹く風で気にも留めなかったことでしょう。



そして最後にこれだけは言わせて欲しい。


  客層マジョリティ であると信じる僕ら

     
「第一期 009 TVアニメ世代」 モラル

                            
を大事にしながら、




「脳進化宗教深遠問題」 を絡ませつつ、その問題と今作のストーリー展開との


        
「密なる連動」 

                
キッチリすべき。

                        

                     
と強く思うのです。




そうすれば、今作の制作陣に元々備わっている、


    スタイリッシュアクションアニメに、

                      
奥深「脳進化宗教」



という知的好奇心をくすぐる要素を融合させて、



    
かつて、あまたあるヒーローアニメの中で」


                    
稀有傑作
          
     

                          
となるはずでした。


     と主張して、今回のレビューを終えることにします。










秀逸なアクションシーンに


         
「脳進化宗教」 のスパイスが加わったことで

                                 
ボクの期待は高まりました。

   しかし 「物語 能力不満を感じ始め、

   やがて 「物語」 そのものにも疑問を感じ、

   ついに 009資格がないむべき映画」 の烙印を押すことに...。


  ボクら


     
「第一期 009 TVアニメ世代」の モラル感

                              
を大事にしながら、


     「脳進化宗教」 の問題と今作のストーリーとの

                
「密なる連動」 を

                             
キッチリと示せれば、



 今作は、あまたあるヒーローアニメの中でも


               
稀有なる傑作

                            となるはずでした。




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